レズビアン歴 10年目のユーキハル(@yuki_hal_)です。
そんなふうに思う女性も少なくないことでしょう。
私自身も若かりし頃に新宿二丁目に進出したときは、「ネコ」「タチ」などレズビアン・セクマイ特有の「用語」がまったく分かりませんでした。
ネコの彼女がさ〜
専門用語が出てくると正直、セクマイじゃない人って意味が分からないんですよね。
とはいえビアン界隈にいると、会話をする中で普通に「ビアン用語」って出てきます。
せっかく、女性に興味があるから二丁目に出て行きたい!と思っても、用語が分からなくて恥ずかしい思いをするかも、と躊躇してしまうのは勿体ないですよね。
そこで今回は、これからビアン界隈を知って行きたい人や二丁目やオフ会に行こうと思っている人向けに基本的な「レズビアン用語」をご紹介します。
本記事を読むことでビアンの基礎的な会話はマスターできるはずなので、臆することなく出会いの場に遊びにいけるに違いないですよ。
レズビアン用語は容姿・性役割で分かれる
専門用語というと、なんだか難しい用語がたくさんあるように思われますよね。
用語って覚えるのが面倒ですが、実際は
容姿(見た目)
性役割(ベッドでの立ち位置)
のおおきく2つを覚えておけば、レズビアン女性と会話をする中で恥をかくようなことはないので、まずは基礎として覚えてみてくださいね。
容姿
まず容姿のレズビアン専門用語でいうと、
フェム(女性らしい)
中性(女性的であり男性的)
ボイ(男性らしい)
この大きく3つに分かれます。
容姿の割合について、過去にツイッターでアンケートを取ったところ、
レズビアン・バイセクシャル女性に質問です!
あなたの容姿に該当するものはどれですか?— ユーキ ハル@Bian’s Me (@yuki_hal_) May 7, 2020
フェム・・・66%
中性・・・20%
ボイ・・・11%
その他・・・2%
と、フェムが過半数という結果でした。
オフ会を実施しても大抵この割合に落ち着く印象なので、これが平均値でしょう。
以下でそれぞれの容姿の意味や特徴についてご紹介します。
フェムについて
フェムは「フェミニン」の略で、女性的という意味を指します。
アンケートの通り、セクマイ女性全体の6割程度がフェムであり、一番母数として大きいグループです。
フェムにも様々な種類の女性がいて、
- お姉さん系
- 癒し系
- ロック系
- オタク系
- スポーツ系
など、他にもたくさん。フェムといっても容姿は様々です。
そのため、この系統だから「フェム」という決まりはないのです。
ちなみに、それぞれの容姿のカテゴライズは人によって当然違うため、フェム!と言い切れる人もいれば、フェム〜中性の間かな?と曖昧な人もいます。
また相手に対して中性かな?と思っていても、本人はフェムと自認しているケースもあったりもします。
中性について
続いては「中性」です。
中性は、女性的でもあり男性的でもある中立的な容姿である人を指します。
中性の人口は全体の20%程度です。
一口に中性といっても、「フェム寄り」や「ボイ寄り」というくくりがあり、
- フェム寄り中性
- ボイ寄り中性
などの表現をすることが一般的です。
ボイについて
最後はボイです。
ボイはボーイッシュの略で、男性的な容姿をしたビアン女性を指します。
レズビアンと聞くと、ボーイッシュな女性をイメージしがちですが、
ボイの人口は全体の1割程度で、そこまで多くありません。
ボイにも色々な種類の系統の人がいて、
- オラオラ系
- お兄さん系
- 癒し系
など、男性と同様に様々な雰囲気の人がいます。
また、ボイ女性は「FTM」と勘違いされがちですが、FTMは性自認が「男性」であるため、ボイ女性とは異なります。
容姿のタイプが明確なビアンが多い
ビアン同士で好きなタイプの話題になると、フェム〜ボイの話は必ずと言っていいほど出てきます。
ビアン女性の場合、「容姿」に対してのタイプが決まっている人が多く、フェム好き、ボイ好きなど好みが分かれますね。
そのためレズビアン同士が出会えるようなオフ会では、
フェム好きさんのためのフェムオンリーオフ会
ボイ×フェムオフ会
ダナーズオフ会
※ダナーズとは・・・男性的な気質を持ち、男性的な振る舞いをもつ女性
というように、容姿でカテゴライズされたオフ会が多く開催されています。
そのため、気になる女性の容姿が決まっているようなら、そういったオフ会やイベントに参加することをおすすめします。
以下でおすすめのオフ会をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
という人はクリスマスやお花見など「コンセプト系」のイベントに参加するのがいいと思います。
性役割はネコ・タチ・リバの3つ
レズビアン界隈では、男女とは違い「性役割」が存在します。
一般的にイメージしやすいのが「男役(攻め)」「女役(受け)」です。
とはいえ、厳密には異なります。
性役割については大きく3つあり、
タチ(攻め)
リバ(両方)
ネコ(受け)
に分かれます。
割合までは分かりませんが、容姿同様はっきり分かれていない人も多く、タチ寄りリバなどグラデーションな表現をする人も多いですね。
また、
わたしはネコだから、タチの人と出会いたい!
と思っていても、相手がタチかどうかって外見や話しただけじゃ分からないです。
相手に聞いてみればいいかもしれませんが、性役割については「床事情」なので公にするかは賛否両論あったりします。
そのため、自分のセクシャリティにあった人と出会いたいなら、セクシャリティ別のイベントやオフ会に参加することをおすすめします。
性役割にはバリという属性がある
性役割の話になると出てくるのが、「バリ」の属性ですね。バリはある性役割に徹している人をさします。
<一般的には、「バリタチ」や「バリネコ」と表現されることが多いです。
でも、
と思われますよね。
実際には、性役割はグラデーションなのでタチと表現されていても多少は受けをしていることもあります。
ただ一方でバリタチの場合は、一切受けをしないのです。
これはネコも同様になります。
覚えるべきビアン用語のまとめ
ご紹介した覚えるべき用語としては、
容姿
フェム・・・女性らしい
中性・・・中性的
ボイ・・・男性らしい
性役割
タチ・・・攻めメイン
リバ・・・どちらも両方
ネコ・・・受けメイン
※バリ属性は、ある性役割に徹する
容姿、性役割についてのレズビアン用語を覚えて、まずはサクッとビアン界隈に遊びにいってみましょう!
まずは出会いを模索してみよう
今回はレズビアンの専門用語についてご紹介しました。
本内容を網羅しておけば基本的なビアン同士のコミュニケーションは問題ないでしょう。
初めは、「いきなり出会うのは気が引ける」と思うかもしれません。
ただ多少用語や基礎が分からなくても、飛び込んでみることの方がずっと大切です。
オフ会やイベントは緊張してしまう!という人は、アプリの活用がおすすめ。
レズビアン向けおすすめ出会い系アプリ5選にて同性同士で出会えるアプリをご紹介しているので、気になる方はチェックしましょう。
まずは自分の世界を広げるためにも、出会ってみたり連絡をとってみたりすることから始めてみませんか?