こんばんは、ユーキハル(@yuki_hal_)です。
2021年4月にこんな衝撃ニュースが発表されましたね。
内容を簡単にまとめると、
[st-mybox title=”” webicon=”” color=”#757575″ bordercolor=”#ccc” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”2″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
- Aさんは2010年から7年に渡り、Bさんと交際をしており2014年12月にアメリカで同性婚。
- BさんがAさんに子育てをしたいと申し出て、精子提供者をSNSで募集
- 精子提供者から人工授精を受け、女児を出産
- その間に、Bさんと精子提供者との不貞行為が発覚
[/st-mybox]
そこからAさんが不倫をめぐる賠償是非が争われました。
実はこの事件は、社会的にもかなり異例の事件。
個人的には、この事件によって「同性婚」の現実近付いたのではないかと思っています。
[st-kaiwa2]日本ってパートナーシップは取れるよね?同性婚とは何が違うの?[/st-kaiwa2]
と、思われる方って少なくないですよね。
なので今回はこの事件を元に、
日本の同性カップルの同性婚事情ついて詳しく紐解いて行こうと思います。
本記事を読むことで
[st-square-checkbox bgcolor=”” bordercolor=”” fontweight=”” borderwidth=”3″]
- 日本での同性カップルの権利
- パートナーシップや同性婚の違い
[/st-square-checkbox]
などをサクッと理解していただくことができますので、ぜひ目を通してみてください。
日本の同性婚事情
結論からいうと、日本ではいまだに同性婚は認められていません。
[st-minihukidashi webicon=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#4FC3F7″ color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″ radius=”” position=”” myclass=”” add_boxstyle=””]パートナーシップと同性婚は同じじゃないの?[/st-minihukidashi]
と考えられがちですが、実は全くの別物。
[st-mybox title=”ポイント” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
現在日本で認められているのは、パートナーシップ制度のみで法的な力はありません。
[/st-mybox]
それも国ではなく、各県や自治体単位での取り組みに留まっていて、各自治体によってパートナーシップ制度の内容も異なります。
なお、現在(2021年10月時点)でパートナーシップ制度がある自治体は110以上。
人口の半数がカバーされている計算になります。
[st-mybox title=”参考” webicon=”st-svg-file-text-o” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#fafafa” borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
認められている自治体はこちらから確認できるので、興味がある方はみてみてくださいね。
ただ法的には認められていない関係のため、男女が結婚すると得られるような権利が得られないといった現実があります。
[/st-mybox]
同性婚ができない理由
日本で同性婚が実現しない理由として、大きな壁になっているのは
日本国憲法第24条によるものが大きいと言われています。
日本国憲法第二十四条第一項
「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない」
この「両性」の考え方により、なかなか実現していないのが現状です。
[st-kaiwa1]過去に同性婚を認めなのは違憲だ、という弁護士団の見解がありましたが、それでもなかなか同性婚が実現せず・・・。[/st-kaiwa1]
憲法改正といった話にもなり得ないので、やはり国として慎重になっていて国として同性カップルの存在を認めていない状況です。
とはいえ、「両性」は「両者に性別があること」という解釈もできるので、憲法解釈が必要ないという考えもあります。
ちなみに、同性婚を目指すNPO法人のEMA日本の調査によると、現在は世界中の約20%程度の国々や地域で同性婚やパートナーシップが認められているようですね。
現在、同性婚および登録パートナーシップなど同性カップルの権利を保障する制度を持つ国・地域は世界中の約20%の国・地域に及んでいます。(2019年5月時点)
引用:EMA日本
婚姻関係同等と初めて国内の裁判で認定
上記の背景がある中で今回の不定行為を「不倫」と判断し、賠償命令が下ったのはとても異例なこと。
今回同性カップルでの「事実婚」が認められたことから
日本ではじめて「同性カップルが婚姻関係と同等」と認識されたことになります。
[st-kaiwa1]いままでは、「同性カップルはいないもの」とされていたのが法律的に「いるもの」とされたことがとても大きいです。[/st-kaiwa1]
昨今の同性カップルを取り巻く環境として、
[st-mybox title=”” webicon=”” color=”#757575″ bordercolor=”#ccc” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”2″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
- 婚姻と同等の関係のなか、不貞行為を受けても泣き寝入り
- パートナーを扶養に入れることができない
[/st-mybox]
といったことが課題としてありました。
[st-kaiwa1]結婚と同等の付き合いでも権利や義務がないのはツラい。[/st-kaiwa1]
ただ、実際にこういった判例により「同性カップル」が社会に認められることで、LGBTQの権利が保障されていく可能性が高まっていくでしょう。
長期間交際して、共有の財産を築いた。それにも関わらず不貞行為をされ、結果的に自分が財産を手放し泣き寝入り。そして相手はお咎めなし。
という状況になるレズビアン実際に少なくありません。
だからこそ、同性カップルの権利が保障されていくのは非常にありがたいですね。
同性婚実現のための動き
日本国内で同性婚がまだ認められていないとはいえ、同性婚実現のための動きは活発化しています。
NPO法人EMA日本をはじめ、Marriage For ALL JAPANなど様々な団体が発足されたり、毎年春先に開催されるレインボーパレードなども年々参加者が増加しているような状況です。
[st-kaiwa1]2019年のレインボーパレードは動員数20万人を突破したようです![/st-kaiwa1]
今後も動きが加速していくために、できることは色々とやっていきたいですね。
また
[st-minihukidashi webicon=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#FFB74D” color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″ radius=”” position=”” myclass=”” add_boxstyle=””]将来パートナーと子供が欲しい[/st-minihukidashi]
というカップルもいらっしゃると思います。
将来日本でも偏見なく同性同士で「子供を持つ」という選択ができるのがベストですね。
ちなみに以下で、女性同士で子供を作る方法についてまとめた記事があるので、ご興味がある方は一度読んでみてくださいね。
レズビアンでも子供が欲しい!日本で子供を作る5つの方法とは?
できる支援からはじめてみよう
同性婚実現の動きは進んできてはいるものの、まだまだ実現には多くの人々の力が必要です。
EMA日本では、同性婚実現のためのネット署名なども行なっており集めた署名は国会に提出され、わたしたちの一つの声として伝えられます。
→ネット署名をを行う
名前と郵便番号だけで賛同ができ、名前が開示されるといったこともありませんので
ぜひ同性婚実現のために、声をあげてもらえればと思っています。
[st-midasibox title=”あわせて読みたい” webicon=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold” myclass=””]
・レズビアンの将来の悩みで一番多いのは金銭問題?実態を調査してみた
[/st-midasibox]