レズビアンのほとんどはボーイッシュなの?という質問をノンケからよくうけるユーキハル(@yuki_hal_)です。
レズビアン向けの恋愛支援イベントを2016年から主催しており、いままでに累計2000名以上の女性と会って来ました。
レズビアンであることをカミングアウトすると、
レズビアンの人ってたくさんピアス空けているんだよね?
男性が嫌いなんだよね?
といった誤った認識の質問を受けることが多々あります。
この手のレズビアンへの「レッテル」については、ストレートの男女から聞かれた経験がある、というレズビアン女性もいるでしょう。
そこで今回は、レズビアンについて「誤解されがちなこと」を5つに絞って紹介したいと思います。
本記事を読むことで、レズビアンに対して世の中てきに「誤解」していることが理解できるので、カミングアウトをしたときの誤解を解くための材料になるでしょう。
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ピアスを身体中に多く空けている
レズビアン女性は、耳だけではなくピアスを身体中にたくさん空けているというイメージをよく持たれます。
はっきりした理由はわかりませんが、考えられるのは
レズビアン=ヴィジュアル系
という印象を持つ人が一定数いるからだと思います。
実際に、レズビアンの出会い系掲示板やSNSを見るとわかるのですが「V系」「バンギャ」のレズビアンは意外と多いのです。
ヴィジュアル系の方でピアスがたくさん空いている人って多いですよね?
そのためか、多くの人に「レズビアンはヴィジュアル系が多い」と認知をされています。
ヴィジュアル系メイクは、男性っぽくも女性っぽくもなれます。
そのため、性別の垣根があまりなくレズビアンに目覚める人が多くなる傾向にあるのかもしれません。
温泉・銭湯で興奮している
レズビアン女性が温泉や銭湯に入る時、下心があるのでは?
と考えるストレートの男性って意外と多いんですよね。
裸同士だしレズビアン女性がなにか性的なことを考えている、という「レッテル」をレズビアン女性に貼る人は一定数います。
とはいえレズビアン女性の場合は、温泉や銭湯で興奮する人は「ごく稀」。
むしろカミングアウトしている場合、相手女性に悪いからと別々に入る提案をする女性もいます。
レズビアン女性の場合は、性格や行動などある程度相手の内面的な魅力を知った上で、その人に性的興奮を得る傾向にあります。
そのため、身体を見ただけで性的興奮を覚えるということは少ないと考えられるでしょう。
レズビアンはほどんどがボーイッシュ
レズビアンは、ピアスがたくさん空いてて、派手髪でボーイッシュな女性!というレッテルを貼られがち。
確かに街中を歩いていて「ボーイッシュな女性」が可愛らしい女の子と歩く姿を見ると、レズビアンなのかな?と思うこともあります。
とはいえ、レズビアン=ボーイッシュということではないのです。
オフ会を主催しているのでわかるのですが
レズビアン界隈の実態としては、
フェム女性のほうが圧倒的に多い
のです。
統計などデータはありませんが、実際にオフ会を主催すると大抵フェムの割合が7割を超えます。
むしろ、ボーイッシュの女性は少なくフェムの女性に埋もれてしまうくらいです。
派手で奇抜でボーイッシュなレズビアン女性はイメージをしやすいですが、実際はそういった女性の方が少数なのです。
女性へのボディタッチが激しい
レズビアン女性は女性に対して「ベタベタ」する人が多いのでは?とよく思われます。
確かに女性が好きですから、レズビアン女性同士ではイチャイチャすることはあります。
しかし、ストレートのノンケ女性に対してのボディタッチは少ない傾向にあるでしょう。
理由として考えられるのは、
相手女性に悪いなという罪悪感がある
です。
仮にカミングアウトしている場合、ボディタッチすることでノンケ女性に嫌な思いをさせてしまうのでは?と思うもの。
ノンケ女性を好きになってしまうレズビアン女性も一定数いますが、そういった人も「触れたいけど触れない」と心の葛藤をしている人も少なくないです。
女性に興味があるレズビアンほど、女性へのボディタッチについて強く意識していると考えられるのではないでしょうか。
結婚願望・出産願望がない
レズビアンって結婚・出産を諦めてるんでしょ?とレズビアン女性が思われることって多いんですよね。
本当に結婚・出産したいなら「男性」と付き合うでしょう、と思うストレートの人は多いと思います。
ただレズビアンだからといって結婚・出産を諦めている訳ではありません。
人によっては、
- 海外で同性婚
- 国内で結婚式
- 同性パートナーと子作り
など、さまざまな選択肢をとっている人も多くいます。
実際にわたしの周りにも、パートナーシップを宣誓して、マンションを購入した同性カップルもいます。
確かに結婚・出産するために男性と結婚するレズビアン女性もいますよね。
今でこそLGBTが一般的になりましたが、昔は「同性と付き合うこと」が悪とされていることも多かったでしょう。
ただLGBTが広まったことで「同性カップル」の存在が認知され、様々な選択肢を選べるようになったのも事実なのです。
レズビアン女性もひとそれぞれ
人はよく分からないものにほど、「レッテル」を貼りがちです。
レズビアン女性だから○○と、レッテルを貼っても実際は人それぞれなので、一概には一括りにすることはできません。
だからこそ、レズビアンであることを理解するのではなく、一人の相手を理解することの方がずっと重要なのではないでしょうか。