どうも、ビアン向けのオフ会を定期的に主催しているユーキハル(@yuki_hal_)です。
考える女性そんな疑問を持つ方も一定数いらっしゃいますよね。
LGBTQ＋はストレートに比べて、セクシャリティや性役割の区分けが多く存在します。
そのため、ネコ・タチ・リバなど「性役割」あり、それぞれの性役割ははっきり分かれているケースもあれば、グラデーションのように混ざっていることも少なくありません。
今回はその中でも、性役割がはっきり攻めと決まっている「バリタチ」について深掘りをしていきたいと思います。
バリタチとは？
「バリタチ」とはレズビアン女性の性役割である「タチ」で、「バリ」がつくことで完全にその性役割（この場合タチ）に徹することを指します。
ユーキハルバリタチの特徴としては、
- 相手からの奉仕を一切受けない
- 相手を満足させることで快感を得る
といった点でしょう。
相手を満足させることで快感を得る、というのは不思議な感覚に感じますね。
そこで以下では実際にバリタチ女性に、なかなか聞けない「バリタチの実態」をインタビューしてみました！
バリタチビアンのKさんにインタビュー
今回はバリタチの友人であるKさんにインタビューしてみました。
Q,Kさんがバリタチだと自覚したきっかけはなんですか？
大学時代から女性と付き合っていたんですけど、自分から触れるのはすきなんですが、相手に触れられるのがあまり得意じゃなかったんですよね。
だから相手にも「わたしのこと好きじゃないの？」なんて言われたこともありました
なるほど。触れらるのが苦手なことで女性は少し不安に思ってしまったんですね。
そうですね。彼女のことは好きなんですけどね。それで、そのことをネットで調べた時に「バリタチ」を知って、まさにこれだ！って思ったんです。そこからは彼女にそのことを伝えて理解してもらった感じです。
Q,伝えた時って、彼女さんにはすんなり理解してもらえたんですか？
いや、やっぱり少し時間はかかりましたね。元々相手がネコよりのリバだったので、求められることはありました。ただ、少しずつ理解してもらいましたね
Q,なるほど。バリタチの場合、触れられない分「欲求不満」になるのでは？と思われがちですが、その辺りはどう思いますか？
正直、触れられないことでの欲求不満ってあまり感じたことがありませんね。バリタチの人って相手を満たすことで快感を得たり、支配欲によって満足したりするので、そういった気持ちは満たせると思いますよ
Q,すると、身体的な快感よりも「精神的」な快感を求める、ということでしょうか？
はい、そうですね。あと実際にわたしみたいに触られることが苦手でバリタチになるケースが多いと思います。ちなみに周りのバリタチの友人に聞いてみると、FTM寄りのボイさんにも多い傾向があるようですね。
Q,ちなみに、いまは彼女さんとはどういう形で落ち着いたんですか？
いまは完全にバリタチとバリネコに落ち着いた感じですね。徐々に1年くらいかけて今の形になっていったイメージです。
Q,いまの関係になるまでに苦労したことはなんですか？
やっぱりお互いのセックスの形を確立していくことですね。お互いが納得するよう何度も話し合ったりもしたのがいい思い出ですよ。
完全なバリ属性の人は多くない分、パートナーと合意の関係を作ることが大切になるようですね。
またFTM寄りのボイさんの場合、女性的な身体を相手に見られたくないといった理由から、服も脱がないケースが多いようです。
相手を満足させることで性欲を満たせる？
男女のセックスの場合は、攻め役の男性がフィニッシュをすることで性欲が解消したことが一目で分かりますよね。
ただ一方で、女性同士だとなかなか満たされているかを可視化するのは難しいと思います。
その中でバリタチ女性は、相手へ愛撫をしたりオーラルセックスをしたりすることによって、性欲を解消します。
すると、バリタチの人は一切性的な感覚を求めないの？と思われがちですが、
触れられるのは嫌だけど、自慰行為はするという人もいるので、性欲解消については人によってそれぞれでしょう。
バリタチと付き合う時の注意点
バリタチ女性と付き合う場合、相手に「触れられない」といった特徴があります。
一般的なセックスではお互いを「身体的」に満足させることを目的とするため、バリタチ女性とお付き合いする場合、少し違和感をもつかもしれません。
そのため付き合う・セックスする時の注意点としては、
無理強いをしない
ということが大切になってくるでしょう。
自分自身が完全に「バリネコ」の場合は、相手に奉仕を行う機会がないため、相手の身体に触れたいという欲求は少ないと思います。
ただ一方で「リバ」や「タチ」などの場合は、多かれ少なかれ相手女性の身体に触れたいという欲求が出てきます。
好きだから相手女性の身体に触れたいという気持ちもわかりますが、身体を触れられることが「苦痛」に感じる人も少なくないので、コミュニケーションをとって、すり合わせていくことが大切でしょう。
ユーキハルバリタチ側も触れさせない、ということを理解してくれるかどうか、不安なもの。
相手のためにもコミュニケーションはしっかり取りたいものですね。
女性同士のセックスについてもっと知識を深めたいという方は、以下の記事で解説をしているので参考にしてみてくださいね。
セックスは相手とのコミュニケーションがとても大切。
だからこそきちんと相手と話し合って、お互いにとってベストな状態を作っていきたいですね。
